救世軍の活動

ACTIVITIES

災害支援 DISASTER RESPONSE

日本はもちろん世界各地でも、地震・津波・洪水などの災害は度々起こり、時に甚大な被害が及ぶことがあります。私たち救世軍はこれらの災害で家や居場所・家族を失い支援を求めている人々が満たされた生活を送ることができるよう迅速な支援を通し復旧へのサポートを行っております。

全ての人々が尊厳ある生活を送るために救世軍は以下の3つの哲学を元に活動を行なっています。

音楽活動の様子
  • 尊厳のある生活を送る権利
  • 人道的支援を受ける権利
  • 安全に保護されている権利

ここでは過去の災害に対して、救世軍がどのような支援をしてきたのか、その一部をご紹介します。

東日本大震災支援活動2011年

2011年宮城県・福島県を中心とした大災害となった東日本大震災、救世軍では各地で被災された方々に対する励ましと、生活再建のための支援を地元のNPO団体と協力して行いました。

宮城県の女川向では女川向学館(NPO法人カタリバ)と協力し、街の復興・再生で最優先となる子どもたちに対して、「勉強の補習場所」としてだけでなく、友達づくり、カウンセリング、イベント作り、創作授業などを行い心のケアを行いました。

また南三陸町では高齢者が健康や生きがいを持って生活できることを支援する「NPO法人 びば!南三陸」を支援し、カルチャーセンター活動(クラフトクラブ、習字、陶器つくり、多町村へのバスツアー)を行ったほか、高齢者の人材事業を行い公園整備・墓地清掃・地元産業への応援に参画してもらうなどの支援を行いました。

登米市では「NPO法人 奏海の杜」と協力し、震災直後から知的障がい児らのケア・指導を実践しました。震災発生時、障がいをもつ方々は危険な目に遭い、その後の生活にもたくさんの困難を抱えています。救世軍はこのような方々が将来コミュニティの中で生きていくために必要な人との関わり方が学べるように支援を行なっています。

西日本豪雨災害支援活動2018年

2018年7月の西日本豪雨では、広島県・岡山県を中心に広い範囲で被災者が出ました。

救世軍児童家庭支援センター「明日葉(あしたば)」と地域行政、広島のキリスト教会の協力体制により、全国からボランティアを受け入れ、キリスト教会・広島災害対策室・呉ボランティアセンター」(キ災ボラセン)が立ち上げられ支援活動が展開されました。各地で立てられた臨時社会鍋および中央災害支援資金運動による資金でスコップ、噴霧器、土嚢袋、消毒液などを購入したほか、銀座「松屋」様より寄贈された飲料水などが用いられました。

また愛光園施設長吉田有中尉はキ災ボラセンの中心メンバーとして活動し、5つの教会と1団体の会堂や施設を借りた「宿泊プロジェクト」を実施しました。ここでも給水支援や高圧洗浄機やスコップ、土囊袋を用いて家屋や道路の泥かき、土囊袋・瓦礫の撤去、家屋や庭の掃除などに従事しました。全国各地の教会や団体から延べ1000人以上のボランティアがこの活動に参加しました。

阪神淡路大震災支援活動1995年

1995年1月17日(火)午前5時46分にマグニチュード7.2の都市直下型大地震が夜明け前の阪神地方を襲い、多数の犠牲者を出しました。交通・通信・電気・ガス・水といったライフラインの大半が破壊された状況の中、救世軍は17日夕刻から支援を開始。毛布、かけ布団、食品、下着、飲料水、日用品(紙おむつ、粉ミルク、生理用品、ウェットティッシュ)、乾電池、衣類、カイロなどの支援物資を、神戸市・尼崎市・伊丹市・大阪市東灘区・中央区を中心に、被災者に届ける活動を連日行ないました。この活動は半年以上続けられました。

1月26日にはアメリカから救世軍の医療チームが神戸に入り、東京の救世軍ブース記念病院の医療チームと合流して、被災者への無料診療を実施しました。

3月4日にはアメリカの救世軍からキャンティーンカー(移動式給食車両)が到着し、コーヒー・紅茶など温かい飲み物を避難所や仮設住宅にいる被災者に提供しました。

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