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災害支援
2025.03.31(月)

ミャンマー地震被災地支援について

救世軍はシンガポールを通じてミャンマー地震の被災地支援を進めています。被災地では、食料・水・避難所が不足しており、主要道路の損壊により救助活動が困難を極めています。

現在、緊急支援として約300万円規模の支援を実施中です。さらに、3,700万円規模の支援を調整し、物資提供や輸送支援を含む活動を準備しています。

この地震で被害を受けたミャンマーの救世軍の教会や児童養護施設の修復も検討中です。現地では2週間の停戦が宣言され、支援活動の継続が期待されています。

救世軍はミャンマーで
3つの児童養護施設
1つの児童デイケアセンター
1つの診療所
57の村落での地域開発
を行っています。

皆様のお祈りとご支援をお願いします。下記のボタンからオンラインで募金をしていただければ幸いです。

オンラインで寄付をする

救世軍(The Salvation Army)は1865年にイギリスで創設され、世界134か国で伝道・医療・福祉・教育・地域開発・災害被災者支援・人身取引被害者支援を行っている国際的なキリスト教会・国連NGOです。日本では明治28(1895)年から活動しています。


 
続報
ミャンマー中部のサガイン地域およびマンダレー地域で、2025年3月28日(金)に発生した壊滅的な地震による人道的危機に対応するため、救世軍は支援活動を準備しています。最初の地震発生からわずか12分後、サガインの南18km地点でマグニチュード6.4の余震が記録されました。

この地震は、ミャンマーで過去100年以上の間に発生した中で最大規模のものであり、少なくとも1,700人が亡くなり、300人が行方不明となり、3,400人以上が負傷しています。死者数は今後さらに増加すると見られており、ミャンマーの近代史において最も犠牲者の多い地震の一つとなる可能性があります。政府は本日(3月31日・月曜日)から1週間の服喪期間を宣言しました。

被害状況

数百の建物が崩壊し、何千人もの人々が食料、水、医薬品を確保できない状況にあります。数百万の人々が停電の影響を受け、一部の地域では電話回線も途絶えています。

ミャンマーの救世軍士官(教会の牧師に相当)は次のように報告しています。
「被害は甚大であり、救助活動が非常に困難になっています。90年以上の歴史を持つイラワジ川の橋をはじめ、マンダレーからヤンゴン間の主要幹線道路など、重要なインフラが損傷を受けています。ネピドー総合病院も崩壊しており、負傷者の治療が一層困難な状況です。
さらに、マンダレー空港は地震の影響により6か月間閉鎖されることになりました。主要な高速道路も使用不能となっており、代わりに古い道路を利用せざるを得ない状況です。そのため、救助および支援活動の進行が遅れており、多くの人々が食料や安全な飲み水、避難所を確保できずに苦しんでいます。」

ミャンマーにおける救世軍の活動

物流の問題により支援活動は困難な状況にありますが、救世軍の救援チームは明日、4月1日(火)に被災地へ向かう予定です。

救世軍は1915年からミャンマーで活動を続けており、本部はヤンゴンに置かれています。今回の地震によって、一部の救世軍の建物も被害を受けています。

マンダレーの南約300kmに位置し、同じ断層帯にあるイェニの救世軍小隊(教会に相当)は損傷を受け、ソー・サミュエル大尉とその家族は自宅を離れざるを得ない状況です。また、ピューにある救世軍の児童養護施設も影響を受けています。現地のキン・チェリー・ソー中尉は「子どもたちや職員は全員無事ですが、建物の構造的な安全性が心配されています」と報告しています。

救世軍の支援活動が続く中、さらなる情報が入り次第お知らせいたします。

救世軍国際ニュース配信2025年3月31日付


 
三報
ミャンマー地区本部より、マンダレーへの最初の緊急支援物資輸送の写真が届きました。救援チームは地区プロジェクト責任者のペンデント大尉を中心に、中央地区の担当者が参加し、2台の車両に物資を搭載し出発しました。幹線道路の損傷と検問所の影響で、移動時間は最大10時間に及ぶ見込みです。

ペンデント大尉は次のように述べています。「寝具、懐中電灯、飲料水、食料品などの緊急支援物資を携えマンダレーに向かっています。救世軍はマンダレーに拠点を持ちませんが、現地協力者と連携しこれらの物資配布を行います。今回の訪問では、現地の緊急度が最も高いニーズの特定と、今後の重点支援地域の選定を目的とした詳細な状況調査も実施します。これらを次段階の計画策定に活用していきます。」

(救世軍万国災害対策室配信2025年4月2日付)


 
四報
ペンデント大尉の報告です。「4月2日、チームはヤンゴンとマンダレーの間を16時間をかけて移動し、複数の検問所と安全ゲートを通過しました。翌4月3日には、マンダレー地域における地震被災者の方々を訪問・支援するため、さらに11時間を費やしました。訪問地域には、マンダレー中心部、テコネ、アマラプラ、ミットネー、パレイクが含まれます。

訪問中、多くの家族が地震によって家を失っていることが判明しました。しかしながら、彼らの困難な状況は、マンダレー市の主要な都市圏外の遠隔地に居住しているため、ほとんど知られていません。そのため、引き続き食料支援が必要です。現地では、継続中の紛争に関連していると思われる制限事項がいくつかあり、救援活動を複雑にしています。継続的なお祈りとご支援に、心より感謝申し上げます。」

(救世軍万国災害対策室配信2025年4月4日付)

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