社会鍋

 12月に入ると、救世軍では、全国の主要都市で歳末助け合いの募金をおこないます。

 三脚につるした鍋と紅白のたすきが目印の「社会鍋」——年末の風物詩ともなっているこの社会鍋のルーツは1906(明治39)年に始まった「慰問かご」です。これは、日露戦争直後で失業者が多かった当時、最も暮らしにくい年末年始のために、餅やミカン、足袋などをかごに入れて貧しい家庭に配った正月のプレゼントでした。1909年からは失業者救済対策として、他の国々の救世軍でおこなわれていた「クリスマス・ケトル(スープ壷)」と呼ばれる募金方法をヒントに、三脚に鉄鍋をつるして街頭募金をするスタイルになりました。

 「集金鍋」「慈善鍋」「社会鍋」と名前を変えながら、寄せられた献金の用途も広がってきました。現在では、様々な救援活動(国内外の緊急災害被災者や街頭生活者への支援)や各種の慰問活動(母子家庭、独居老人、病院、各種施設など)のために用いられています。

 さらに知りたい方は『社会鍋物語』をごらんください。

社会鍋風景


アーカイブ 社会鍋による災害支援 PDF