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2020.09.01(火)

第4回救世軍社会鍋俳句コンテスト受賞者発表

受賞作品発表!


新型コロナウイルス感染予防対策に伴い、募集期間を1カ月延長したところ、全国各地の143名より270作品の応募がありました。心より感謝申し上げます。

下記の作品が受賞いたしました。おめでとうございます。

選者:唐澤南海子氏
現代俳句協会会員、「岳」無鑑査同人、日本基督教団信濃町教会員

最優秀賞
一杯の椀に優しさ社会鍋

受賞者 浅原佑斗

選者評:今年もあと一カ月余り、社会鍋を通して沢山の方々と手をつなぎたい。命を育む一杯の味噌汁は優しさにあふれています。作者は十代。青年のナイーブな感覚に心打たれる作品です。

優秀賞
星屑のやうな硬貨や社会鍋

受賞者 田中真季

選者評:星屑とは沢山の星のことを言う。今年も社会鍋は大空に輝く沢山の星のように、皆様からの暖かい心ざしを頂きました。感謝。星屑の比喩がよい。

優秀賞
マスクする人の輪の中社会鍋

受賞者 廣木信子

選者評:マスクは歳時記では冬の季語。只今世界中の人々がコロナ禍の中で未来への不安を感じています。もしかすると買い物はネットになり、マスクを持つのも当たり前になるかもしれません。そんな新しい設定の街の一コマです。

社会福祉部長賞
亡き母の意思を引き継ぎ社会鍋

受賞者 渡辺道代

選者評:今年も救世軍の歳末行事の一つ社会鍋が始まった。あのラッパの音を聞くたび、若き日の母の姿が甦ります。母の無言の教えは私の生涯の宝、今、私は歳末になると母と同じ街騒(まちざい)の中に佇(た)っています。

ほのぼの賞
豚貯金空っぽにして社会鍋

受賞者 白井百合子

選者評:いよいよ今日は豚の貯金箱を開ける日だ! なんと驚く程入っています。やりとげたこの喜び作者の嬉しさがふつふつと伝わってくる楽しい句です。〈空っぽにして〉が臨場感を出しています。

ほのぼの賞
握りしむる子の温度なり社会鍋

受賞者 夏舟

選者評:握りしむる から子供の心細さが痛いように伝わってきます。硬貨は掌の中で暖められ鍋の中に落ちました。父と子の暖かい会話が聞こえてくるようです。

ほのぼの賞
タンバリン銀座に舞いて社会鍋

受賞者 堀越静江

選者評:銀座の雑踏に佇つ社会鍋チームの張り切った声、タンバリンの弾んだ音、ふと足を止めたくなりました。

今回、授賞式の開催が難しいため、受賞者へは直接賞状と記念品をお届けいたしました。

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