ときのこえ2月号より

〈全世界〉新型コロナウイルス感染症（COVID－19）の影響下での支援

●中国

雲南省にある落水は、昆明から車で約3時間の村落で、多くの子どもたちが、出稼ぎのため村を出た親と離れて暮らしています。香港の救世軍は、2019 年より落水地域の中学校との関係を築いてきており、中学校と連携した感染対策プロジェクトを進めています。石鹸やマスク等衛生用品と感染予防情報を入れたカバンを学生に配布しました。また、COVID－19 ポスターコンテストを通じて啓蒙活動を促進し、 優秀作品を近隣地域に展示しています。

さらに救世軍は、登校時の検温のための非接触型体温計を入り口に設置しました。その他、地域の高齢者支援も学校を通じた連携でおこなっています。

（写真上より） ・生徒に衛生セットを手渡す　・かわいいイラスト付きの衛生セットのカバン

●英国

2020 年12 月8 日（火）、ウィンザ ー城において、コロナ禍の中で人々の生活を支えている人々に対し、英王室から敬意を表す行事が開かれました。

救世軍の代表者も招かれ、エリザベス女王より、救世軍を通してなされている支援活動への感謝をいただきました。クリスマス・カロルの演奏も救世軍のブラスバンドによってなされ、エリザベス女王の個人的なリクエストに応こたえて、「あめには さかえ」の賛美歌も演奏されました。

〈日本〉救世軍の児童養護施設での取り組みが、環境省主催の賞を受賞

環境省主催の第8回「グッドライフアワード」の最優秀賞に、救世軍機恵子寮の子どもたちの支援と共に里山保全に取り組んでいるNPO 法人東京里山開拓団（代表 堀崎茂氏・写真左） の「荒れた山林を児童養護施設の子どもたちと伐り拓いて里山づくり」が最優秀賞を受賞しました。

2020 年12 月5 日（土） 、の授賞式では、すべての受賞団体による環境及び社会課題における優れた取り組みのプレゼンテーションがありました。

式には機恵子寮の高田祐介施設長（写真右） も出席。子どもたちの「また行きたい」との声によって続けられてきたことを紹介し、里山と子どもたちに有益な働きの意義を強調しました。