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ときのこえ
2022.02.03(木)

ときのこえ2022年1月号

神様の約束に目を向けましょう

 スティーブン・モーリス


 明けましておめでとうございます。この新しい年に神様の祝福が皆様の上に豊かに注がれることをお祈り申し上げます。

 ワシントンDCで働きをしていた時のことです。責任をもっていた施設の一つで、クリスマスから新年にかけて暖房が効かなくなってしまいました。いくつかの業者に電話しましたが、点検を断られたので、自分でその現場に行ってみると、建物全体に暖房を送るボイラーに名刺が貼ってあるのに気づきました。そこで、そこに書かれていた番号に電話をかけてみたのです。

 すると、この会社は調べに来てくれただけでなく、電話口の男性は、1960年代にこの施設が建てられた時に暖房設備を設置した本人だったのです。長年にわたり、この男性はこの建物を何度も訪れ、生じた問題に合わせて部品を新たに作ったりしながら解決してくれていたそうです。設備を設置したこの人自身が、私たちの問題を解決できる数少ない一人だったのです。他の業者は、最新の設備を導入するように、としか言いませんでした。

 新しい年を迎えて、その一年の抱負を掲げる慣習は、世界各地で見られます。歴史を見ても、人類ははるか昔から、新しい始まりにあたって新たな決意をするという目的意識をもっていたことがわかります。

 もし皆さんも毎年抱負を掲げるなら、今年は、がんばらなければ、とプレッシャーを感じる約束をする代わりに、神様があなたに用意してくださっている約束を見つけてみてはどうでしょうか。神様は決して失望させることのない方であり、私たちの期待を裏切ったことはありません。神様の約束は真実です。そして今年は、自分の抱負がどれほど達成できたかを考えるよりも、神様が100%成就してくださる約束に目を向けてみてはいかがでしょうか。

 神様は私たちに御言葉を与えてくださっており、その中には三千以上の約束があります。ここにご紹介するのは、ほんの一部です。

1.神様は真実で、信頼できる方である。
 「約束してくださったのは真実な方なのですから、公に言い表した希望を揺るがぬようしっかり保ちましょう。」(ヘブライ人への手紙10章23節)

2.神様はいつも私たちと共におられる。
 「わたし(神)は、強く雄々しくあれと命じたではないか。うろたえてはならない。おののいてはならない。あなたがどこに行ってもあなたの神、主は共にいる。」(ヨシュア記1章9節)

3.神様は、私たちに豊かな人生を約束してくださる。
 「盗人が来るのは、盗んだり、屠ったり、滅ぼしたりするためにほかならない。わたし(イエス・キリスト)が来たのは、羊が命を受けるため、しかも豊かに受けるためである。」(ヨハネによる福音書10章10節)

4.神様の臨在は喜びをもたらす。
 「(神は)命の道を教えてくださいます。わたしは御顔を仰いで満ち足り、喜び祝い 右の御手から永遠の喜びをいただきます。」(詩編16編11節)

5.神様は私たちを目的をもってデザインされた。
 「なぜなら、わたしたちは神に造られたものであり、しかも、神が前もって準備してくださった善い業のために、キリスト・イエスにおいて造られたからです。わたしたちは、その善い業を行って歩むのです。」(エフェソの信徒への手紙2章10節)

 施設の暖房設備を設置した男性が、修理のために最もふさわしい人であったのと同様に、私たちを造られた神様が、私たちをあらゆる状況から助け出すために最善の方なのです。神様が私たちを造られたのは、私たちを愛するためであり、神様が被造物の中で最も大切にしている私たちと、共にいる機会をもつためなのです。

 神様の真実な約束に心を留め、年が改まるこの時、私たちが神様との関係においても新たなスタートを切ることを、神様は切望しておられます。

 新しい一年を通じて、神様があなたに特別な祝福を注いでくださいますように。

(救世軍士官〔伝道者〕)

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