2024年の予定
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アフリカのコンゴ民主共和国では、2024年に入って国軍と反政府武装勢力「M23」の衝突が激化し、治安が悪化しています。現地の救世軍の担当者によると、北キブ州では東部のマシシ地域から4万人もの人々がカリシンピ保健区域に避難し、緊急支援を必要としているとのことです。また今年6月以降、激化する戦闘や暴力から逃れてきた避難民の家族は、南キブ州のバラカに避難しています。避難地ではコレラの疑いのある症例が出現し、人々は水や衛生、保健サービスを十分に受けられず、深刻な人道的危機の状況にあります。
救世軍は、困難な状況にある500世帯3,000人の人々に、命を支えるためのきれいな水の支援をおこなっています(8月23日時点)。60日間にわたり、毎日3万リットルの水の供給を続ける計画です。危険な状況の中で生活を続ける避難民の人々のためお祈りください。
ギリシャ・アテネの歓楽街で、救世軍の「グリーンライト・プロジェクト」は、性的搾取や人身取引の危険にさらされている女性たちとその子どもたちを支援しています。プロジェクトチームは被害者たちが、肉体的、精神的健康を取り戻し、社会に戻ることができるよう共に歩んでいます。
現地の救世軍の反人身取引部門の担当者レベッカ・ミストーは言います。「これまでの3年間で、オモニアの歓楽街で変化が起き始めていることを感じます。私たちが関わった数人の女性たちが、現代奴隷制と人身取引の状況から脱しつつあります。彼女たちは多くの困難を経験してきましたが、前に進もうとしています。」
被害者たちにとっての大きな課題は、法的書類を欠いていることです。そのため合法的な仕事に就くことや公的社会保障の恩恵を受けることが難しいのです。グリーンライト・プロジェクトでは、住宅の居住許可の申請手続きを支援しています。これにより、以前は許可を受けられなかった数人の女性たちが居住許可を受け取ることができました。また数人は、他の支援団体との協力のもと、パートタイムの仕事に就くことができました。
プロジェクトではまた、NGOや公的機関と連携しながら、被害者たちの権利擁護の声をあげています。これにより、人身取引についての意見交換が活発になり、様々な機関が協力してこの問題に取り組もうという機運が高められています。グリーンライト・プロジェクトがギリシャの反人身取引の活動において良き役割を果たせるよう願っています。
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