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国際ニュース
2020.12.15(火)

世界をみつめて – 最新ニュース2020年12月

ときのこえ1月号より

〈全世界〉新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響下での支援

 

●リベリア

青少年に良質な教育の機会を提供しているリベリアの救世軍。2020年11月には、救世軍の学校の卒業生であるグワー・トーマス氏(写真下)の経営するWeeglo社が、コロナ禍でのオンライン在宅学習(e ラーニング)プラットフォームの革新に貢献したとして、第10回Orangeアフリカおよび中東 ソーシャルベンチャー国際グランプリで3位を受賞しました。Weeglo社は、リベリアの救世軍の学校全てにおいて、システムの試験運用に成功しており、感染予防による封鎖中は、何千人もの生徒に学習の機会を提供し続けました。

このシステムにより、学校は、教室での活動、評価、登録、オンラインテスト、ライブビデオ会議と授業など、混合型学習管理と配信システムのすべてを制御できます。救世軍は、このプロジェクトを無料で試験運用し、封鎖中も教育環境を維持できました。(『ときのこえ』2808号に関連記事掲載)

 

●インド

マハラシュトラ州アフマドナガルにあるエバンゼリン・ブース記念病院は、国内で救世軍が運営する5つの大きな病院の1つです。2020年3月14日 にCOVID-19の最初の症例を確認して以来、COVID-19の症状を訴える 3,200人以上の患者に対応してきました(2020年11月9日現在)。9月には、入院患者数がピークに達し、そのうち の163人がCOVID-19陽性者でした。

受診希望者は、インド国防省の研究開発機構によって設置された、消毒スプレーのあるテントを介して受診します。警察官が患者の流れを管理し、スタッフをサポートしています。患者の多くが貧困状態のため、病院では、受診者にミネラルウォーター、歯ブラシと歯磨き粉、石鹸、消毒剤、マスク、栄養ドリンク等のセットを提供し、入院患者には1日3回温かいお茶とスープ、ゆで卵、クッキーなどの栄養価の高い食品を提供しています。

精神的なケアにも力を入れ、病院スタッフにも免疫力を高めるサプリメントが無料で提供されています。スタッフから一人の感染者も出ていないこと、患者の高い回復率(COVID-19 による死者は1人のみ)が、多宗教からなる地域の人々から、「神の天使」と病院が呼ばれる高い評価につながっています。

 

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