2025年の予定
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今年3月28日の大地震発生後、救世軍の支援チームはこれまでに3回、マンダレーと首都ネピドーで支援活動をおこない、2,700人(650世帯)が食料セットを、2,250人(550世帯)が飲料水を、800人(200世帯)がマットレスやソーラーライトなどの生活資材を受け取りました。
6月19日にはネピドーで、地震の影響を受けて深刻な困難に直面している家族に支援物資を配布しました。ボランティアは事前に家庭訪問を実施し、被災状況や生活実態を確認して情報を収集しました。その結果をふまえ、特に被害が大きく、経済的にも困窮している100世帯を優先的に特定し、食料(米、食用油、レンズ豆、安全な飲料水)と生活資材(ソーラーライト、毛布、マット、蚊帳)を届けました。
被災者の一人、ドーチーチーさんは、地震で夫を失い、絶望の中で子どもと生活を立て直そうとしていましたが、これまで他の団体からの支援は一切ありませんでした。そのような中で救世軍の支援が届き、彼女は涙を流して喜んでいました。
7月4日に米国テキサス州でグアダルーペ川の氾濫によって壊滅的な洪水が起こり、100人以上の命が奪われました。この災害に際して、現地の救世軍の緊急災害支援チームは速やかに対応し、カービル、ハント、イングラムの避難所で食事や飲み物、精神的・霊的ケアを提供しました。カービルでは3台のキャンティーンカー(移動給食ユニット)が出動し、ハントにはさらに2台が派遣されました。イングラムでは24時間体制で、緊急支援活動に携わる人々への支援がおこなわれました。
この洪水は、米国の過去100年で最も深刻な洪水災害の一つとなりました。救世軍は、食事や飲み物、清掃キット、衛生キット、毛布などを配布するとともに、緊急支援チームの精神的ケア専門スタッフが、被災者の声に耳を傾け、悲嘆の中にある人々と共に祈り、心の支えとなるよう努めています。
救世軍は、地域社会や州の当局と連携して、寄付物資の受け入れと管理をおこなっています。(2025年7月9日報)
救世軍(The Salvation Army)は1865年にイギリスで創設され、世界134か国で伝道・医療・福祉・教育・地域開発・災害被災者支援・人身取引被害者支援を行っている国際的なキリスト教会・国連NGOです。日本では明治28(1895)年から活動しています。
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