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はあもに
2015.03.29(日)

家庭団コータリー No.149

行って、伝えなさい!
万国女性部会長 中将 シルヴィア・コックス

シルヴィア・コックス

親愛なる皆様
救い主イエス・キリストの御名によって新年のご挨拶を申し上げます。皆様の上に豊かな祝福がありますよう祈ります。

昨年は、「あなたは愛されている」と全世界に発信してまいりました。天の父なる神様の愛を、お一人ひとりが再確認することができたことと思います。迎えました新しい年、神様からいただいた“アガペー”の愛の経験を互いに分かち合えたらどんなにすばらしいことでしょう。

そこで、2015年のテーマはヨハネによる福音書20章17節から選びました。イエスとマリアの会話の場面です。兄弟たちのところに「行って伝えるように」とのご命令を受けたマリアが、弟子たちのところに行ってイエスの言われたことを伝えました。なんという挑戦でしょう!

マリアがその責任を果たしたように、私たちも女性の働きを通して、出かけて行って伝える者となるよう、選ばれているのです。

神様に愛されている私たちは、あらゆる機会、いろいろな場所―家庭、職場、学校で、またレジャーで楽しんでいる時でも、折をとらえて、マリアのようになりましょう。十字架に架かり、復活され、天に昇られたことの中に現された父なる神様の愛にお応えして、「行って、伝えなさい」とのご命令に喜んでお従いしましょう。

2015年は英国ロンドンで、“限りない恵み”のテーマのもと万国大会が行われ、救世軍の創立150周年をお祝いします。この特別な年、個人的に、また多くの人たちが共に、限りない神様の恵みによって救われ、神様がすばらしい道を備え、導いておられることを経験する時となりますよう祈っております。

Go and Tell

新しい一年を通して行われる世界各地でのラリーや、各種の集会、そしてお交わりの中で恵みを分かち合いましょう。限りないお恵みをいただくことができるでしょう。

イエス・キリストの確かな、忠実な証人(あかしびと)となりましょう。

心を込めてご挨拶を送ります。

1月交友プログラム

何を着ていますか?

メリッサ・テンプルマン-トゥエルズ

聖書箇所 コロサイの信徒への手紙 3章1-17節
救世軍歌集 350番 みひかりのうちを

何を着ていますか?

私はファッションにとても興味があります。母もファッションが好きで、いつも自分のために、また私のためにも新しい洋服を買ってくれます。

私が11歳の時、クリスマスに祖父が私と妹に新しいおそろいのドレスを買ってくれました。ドレスサイズは違いましたが、同じデザインでとてもゴージャスなドレスでした。白地に、薄いピンクと青い縦縞で、ウエストにリボンがついていて後ろで蝶ちょう結びをしました。大好きなドレスでした。母は次の日曜日の朝、私と妹に「二人とも小隊にドレスを着ていってね。おそろいでとてもかわいいから!」と。でも、問題が起きました。というのは、私はその日、妹とおそろいのドレスを着たくなかったので、「私はいやだ!」と泣き叫び、ドレスを着るのを拒否しました。でも、結局、母は私にドレスを着せて、小隊に行くことになりました。写真を見ると私と妹はとてもかわいかったのですが、私が覚えているのはママに反抗したことでした。そして私のとった態度は悪かったと感じて、恥ずかしくなりました。

3歳の娘がいる友達がいます。その子は毎日何を着るかについてママと言い争っているそうです。3歳ですよ! 日本にもこのような子はいますか。私は、日本のファションが大好きです。小さい女の子の洋服はとてもかわいくて、おしゃれですてきです。東京のファッションは素晴らしいです。

あなたは、今日、何を着ていますか?ドレス? パンツ? スカート? 制服? それは仕事の制服ですか? 救世軍の制服ですか? 洋服のファッションは時代や季節によって変わります。でも、私たちの霊的な服はどうでしょうか。

聖書は私たちに霊的な服を身に着けることを教えています。エフェソの信徒への手紙6章10、11節に「神の武具を身に着けなさい」と勧めています。クリスチャンとして、神の武具を身に着けるように、この聖句を心に留めて祈りましょう。また、神様の御心(みこころ)心に従って働けるように、と祈りましょう。

また、コロサイの信徒への手紙3章12―14節は、「あなたがたは神に選ばれ、聖なる者とされ、愛されているのですから、憐れみの心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身に着けなさい。……これらすべてに加えて、愛を身に着けなさい。愛は、すべてを完成させるきずなです」とあります。

毎朝、洋服に着替える時、あなたの心の中に憐れみ、慈愛、謙遜を着ようと考えるでしょうか。御言葉(みことば)のようにこれら一つ一つを身に着けることはとても大切な事です。なぜなら、これは、洋服と同じように他の人の目に見えるものだからです。私たちの心に、愛、憐れみの心、柔和を着ているなら、あなたが着けている時計やきれいなシャツと同じように他の人の目に見えるのです。

ペトロの手紙一 3章3、4節には、「あなたがたの装いは、編んだ髪や金の飾り、あるいは派手な衣服といった外面的なものであってはなりません。むしろそれは、柔和でしとやかな気立てという朽ちないもので飾られた、内面的な人柄であるべきです。このような装いこそ、神の御前でまことに価値があるのです」とあります。

私は、昨年10月にフィリピンで行われた第15回ACWC大会に参加し、素晴らしい経験をしました。19ヵ国から134人のいろいろな教会の女性が集い、共に霊と真理とをもって、神様を礼拝しました。最初の夜、参加者は、各国の伝統的な民族衣装を着ました。とてもきれいでした。同じ国の人は同じスタイルのドレスを着ていましたから、会場を見回すと誰がどこの国から来たのかすぐ分かりました。日本の出席者は全員、私も、ゆかたを着ました。次の日はそれぞれ私服になりました。するとどこの国の人も同じようなファッションで、私はその姿を見ただけではどこの国の人か分かりませんでした。私がマニラに着いて、税関から出た時、歓迎のプレートを持った、きれいなフィリピンの救世軍人が、制服を着てすてきな笑顔で迎えてくださいました。私は、疲れていましたが、その制服姿を見て、安心しました。私はすぐ平安になりました。

私たちの周りの人々は、私たちを見るだけでクリスチャンかどうか分かるでしょう。他の人たちは私たちの内にある愛、憐れみ、謙遜の輝きが見えるなら、安心するでしょう。私たちはクリスチャンとして、同じ服を身に着けています。王妃が栄光に輝き、晴れ着を着て、多くの人々を従えて宮殿に入ったように(詩編45編14―16節)、私たちも人々を、王なる神様のもとに導いていく者となりましょう。

私たちの洋服は性格を表します。聖書の時代にも着ている洋服によって金持ち、貧しい者、外で働く者、主婦、王、平民などが分かりました。天国のイエス様の衣と腿のあたりには、「王の王、主の主」という名が記されています(ヨハネの黙示録19章16節)。また、私たちに対する約束は、いつか天国で輝く清い麻の衣を着せられる、というもので、この麻の衣とは、聖なる者たちの正しい行いを表しています(ヨハネの黙示録19章8節)。挑戦になりますね。

私たちは今日も、正義、清さ、信仰、愛を衣服のように身に着けましょう。他の人たちがあなたの着ているすてきな服を見ることができますように。

江東小隊付・〈兼〉青少年部付・大尉)

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