ネパール震災救援 第六報

救世軍の支援チームが物資配布を続行。

また、避難場所の運営の引き受けを検討中(5月6日配信)

救世軍の災害救援チームは、ネパールの多くの場所での物資の配布を計画し、また、家屋を失った住民の避難場所で活動し、さらに、まだ支援が届いていない場所に入ろうとしています。

災害の初期対応の活動を首都カトマンズの周辺で行いました。現在、支援チームは1200人(100世帯)を収容しているダルバール広場の避難所で活動することを地区長から正式に許可されました。この避難場所はバクタプールにあり、ユネスコの世界遺産にも登録されている古都に隣接しています。美しい王宮の庭園、寺院、森、金属と石の工芸で知られた場所でした。

救世軍は、各支援団体代表者による避難場所運営委員会の要請を受けて、ひとつ、または、ふたつの避難場所の運営の責任を担うことを現在検討中です。その代表者会議のリーダーは、ハイチ震災の際に救世軍の支援チームの要員と一緒にポルトープランスの大規模な避難場所の運営を行った経験を持っていました。

支援チームは、ひとつの避難場所にいる70世帯の食料と飲料水の配布を委託されました。そこには、家屋は全壊していないものの家に戻れない人たちや、身を寄せる親戚や家族を持たない人たちが生活しています。配布品は、住民が簡単に持ち運べるよう小さめに詰め合わせされ、米2キロ、豆粉500グラム、食用油250ミリリットル、塩50グラム、乾麺10袋、飲料水5リットルが入っています。

シンドパルコクに入った調査チームは、陸路で入るのが困難な8つの村を3日間かけて調査して戻りました。70キロの行程を徒歩で回り、場所によっては標高は2740メートルに達しました。

調査チームの報告によれば、その地域の家屋の九割が被害を受けており、じゃがいもの収穫時期がまだ2ヶ月先であるため、食料と避難場所が緊急に必要とされている、とのことでした。この報告を受けて、5月8日(金)に支援物資を配布することを計画しました。シンドパルコクの4つの村の225世帯に対して食料(米、豆粉、食用油、塩)、防水シート、ロープを提供する予定です。物資の配布は中心的な避難場所で行いますが、世帯によっては山道を徒歩で3時間かけて来て、物資を受け取り、再び3時間かけて家に運ばなければなりません。

残りの4つの村に到達するにはヘリコプターを用いるしかないため、支援チームは現在ヘリコプターを手配中です。

現地調査を続行中で、現在カトマンズの郊外を調査しています。また、十分な配布物資を入手するための苦心が続けられています。避難場所で使用する防水シートを新たにインドのコルカタから入手できる見込みとなりました。防水シートの第一便が現在ネパールに向かって輸送中です。

救世軍の支援活動に対する支援が世界から寄せられています。国際宅配会社フェデックスは救世軍のネパール震災支援に対し5万米ドル(約600万円)を寄付しました。同社は救世軍の米国や海外の災害支援に対して過去14年間にわたり支援を提供しています。

ニューヨークのタイムズスクエアでの広告

「災害に際して最も重要なのは、物資を可能な限り迅速に配布することですが、フェデックスのような支援者はそれを可能にする支援を提供してくれます。こうした寄付金による支援は、災害直後の支援を迅速に進める助けとなるだけでなく、地域社会の長期にわたる復興活動をも可能にしてくれます。ネパールでの支援活動は今後数ヶ月から数年に及ぶであろうと見込まれます」とSAWSO(Salvation Army World Service Office)のウイリアム・モカビー大佐補は言います。

救世軍の募金活動を助けるために、ニューヨークのタイムズスクエアでの広告をあるグループが無償で提供してくれました。ネパール震災支援を呼びかける救世軍の募金の広告が1時間ごとに1分間流れます。世界の交差点として知られるタイムズスクエアは一日に30万人の通行人がいます。

救世軍がネパールで行っている「シスター・カフェ」は、美容院を併設したカフェですが、再開できることになりました。このカフェは仕事の無い女性に職業訓練を提供し、収入を得させることが目的です。このカフェが再開できることは、先週の万国祈祷会で全世界の救世軍人と軍友がささげてくださった祈りに対する応答として与えられたものです。

万国祈祷会では引き続きネパール震災支援のために祈り続けることになっています。

救世軍万国本営ニュース配信 2015年5月6日

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