ジンバブエでの緊急食糧援助

救世軍万国本営サイトの記事より

 (救世軍万国本営サイト2008年2月7日付)
 ジンバブエのザンベズィ谷という低地で水害に襲われた家々のために、現地の救世軍緊急サービスチームが直ちに出動して支援に当たっている。ジンバブエ北部の、ムザラバニとも呼ばれるザンベズィの谷で、豪雨が続いたことにより洪水が発生、 27人が死亡し数千人が家を失った。

 アフリカ南部では11月から4月にかけての、雨季の豪雨は普通のことである。しかし今年の雨は長く続き、アフリカ南部の各国では川や海辺近くで水位が上昇している。ジンバブエ、ザンビア、モザンビーク、マラウィの各国が12月半ばに発生した水害に悩まされている。ジンバブエでは、洪水により家畜や農作物、特に主食であるとうもろこしに大きな被害が出た。この事態により、同国では2000年から続く食料不足がさらに深刻になると懸念されている。

郊外農業開発局に収容されている少女

 現在はムザラバニ地区の郊外農業開発局(Agricultural Rural Development Authority=ARDA)の農場に収容されている150の水害被災世帯のために、救世軍では向こう3ヶ月の食料援助を行う。ARDAにいる人々はすべてを失っており、予想されている次の洪水を避けるために移住させられているのである。

 ムラザバニのンヴンドゥラ村から来た、65歳のリベティア・ムトロは語る。「長年暮らしてきた、あの村に戻りたくはありません。もう戻れないでしょう。わたしはおばあさんですが、子供たちや孫たちはまだ若い。彼らのために、こんな洪水とは縁の無い、良い将来の備えをしたいと思います。食べ物も畑の作物もすべて流されてしまって、収穫することもできないし、たとえ戻りたいと思っても必要なものを何も持っていないのです。戻っても同じ困難と危険にまた遭うだけです。」

洪水で破壊された橋

 今月はさらに多い雨量が予想されており、ジンバブエは新たな水害の危機に直面している。水害の危険がある地域の集落では緊張が高まり、苦しい経済と食糧不足に悩む国家に新たな困難がのしかかることになる。

 救世軍国際緊急サービスの担当者、セドリック・ヒルズ少佐は言う。「この食糧援助は壊滅的な緊急事態に陥っている人々の生命を確実に支えるために不可欠なのです。作付けをもう一度行い、育てた作物を3ヵ月後に収穫して再び自立できるように、わたしたちは何とかして(作付けから収穫までに必要な)時間を得ようと努めています。」

 ジンバブエの救世軍は被災集落との関係を保ち、すべてを失った人々に対して牧会的ケアと支援を行っている。「アフリカ資金」にてこの食糧支援プログラムへの寄付を受け付けている。

救世軍国際緊急サービス、クリス・パーカー 報