バングラデシュ・サイクロン支援活動報告 4

救世軍万国本営サイトの記事より

救世軍の支援活動の進展

 1971年にバングラデシュが建国されて以来、同国での救世軍の事業は緊急支援活動が重要な地位を占めている。2007年の後期になって、救世軍の熟練した緊急支援チームは再び派遣され、サイクロン「シドル」で被災した地域を助けている。地元当局との話し合いの結果、チームはゴパルゴン地区での支援活動に従事することになった。同地区には救世軍が健在である。

救世軍が活動している地域の代表者、アシム・クマル・ビスワス氏と救世軍のダマリス・フリックおよびマイク・キャッフル少佐が会見

 当面、優先される課題は食糧供給にあり、米、豆類、油、塩が3,216世帯に配布された。総計では、16,000人が救世軍から食事を受けたことになる。多くの団体が海岸地帯の被災世帯を支援しているが、内陸部では救世軍が行っているのと同レベルの活動は他に見られない。「この地域の人々は救世軍に大変感謝しています。助けを与えてくれた団体は他に無かった。」と、地域の代表者であるアシム・クマル・ビスワス氏は言った。

 サイクロンは稲の苗をほとんど壊滅させ、農業従事者たちはこの事態の今後について不安を抱いている。さらなる惨状に至るのを予防するために、救世軍は彼らに種もみを配布した。救世軍国際緊急サービスから派遣された担当士官のマイク・キャッフル少佐は「これで彼らはもう一度、稲作を始めることができます。わたしたちは4ヶ月後の豊作を願います。」と語った。

9歳のマラ・アディカリーが自分の名前を書いて救世軍チームに見せてくれた

 マラ・アディカリーは聡明な9歳の少女である。サイクロンが猛威を振るい始めると彼女は母の手を取って、家から逃げ出した。「とっても恐かった!」と彼女は言う。幸いなことに、彼女の家族はだれもけがをしなかった。マラの一家は救世軍から食料の包みを受け取り、被災直後の厳しい日々を乗り切ることができた。


アンジャリ・バイナギー(赤いサリーを着ている)が彼女の仮小屋を救世軍チームに見せてくれた。

 救世軍の活動の次なる課題は、家の再建あるいは修繕ということになるだろう。アンジャリ・バイナギーは彼女の仮小屋を支援チームのメンバーに見せてくれた。彼女の一家が住んでいた家の柱と壁は倒壊したが、幸運にも屋根はそこに残っていた。家を再建することについて、救世軍が支援を計画していると聞いて彼女は喜んだ。

 2007年のバングラデシュにおいて、このサイクロンは2つの大きな水害に続く3度目の災害であった。救世軍の支援によって、マラ・アディカリーやアンジャリ・バイナギーのような人々が、希望と、世界の人々の中に彼らを心にかけてくれる人があるという思いを持って、新しい年を始めることができる。

 この災害のための寄付を「バングラデシュ・サイクロンと水害のためのアピール」としてオンラインで受け付けている。

(写真提供) ブラムウェル・ライアン tundralights.com
救世軍国際緊急サービス 報