バングラデシュ・サイクロン支援活動報告 3

救世軍万国本営サイトの記事より

ハフィザの話

 カナダの救世軍人で写真家のブラムウェル・ライアンは暴風雨の襲来時に現地で活動ししており、現在はゴパルゴン地区で救世軍支援チームと一緒になっている。彼が出会ったある世帯の話について、彼は語ってくれた。

 「わたしはカルポナ・ビスワス大尉が、ひどく破壊された2件の家を訪ねようとして小さな湖を渡り終えた、その地点で彼女に追い付きました。そして家の所有者と話し、彼らに何が必要であるかを確かめました。それらの家は木々の間にあるのではなく、周囲が開けたところにありました。他の多くの家が被った倒木による被害は無い代わりに、強風を受けてまた別の損害を出しています。」

 ハフィザ・ベグム(45歳)の話は非常に同情を覚えるものである。ハフィザと共に暮らす家族は日雇い労働者の夫、 5人の息子の一人とその妻タスリマ(18歳)である。彼らの家は昨年完成したもので、7年分の貯蓄を注ぎ込んだものである。この家がこの家族にとっての全てであった。

ハフィザと話すカルポナ・ビスワス大尉

 彼女の息子はリクショー(力車)の運転手であるが、サイクロン「シドル」が来る前に彼のリクショーは盗まれていたという。不定期な収入しかない夫と、乗り物を失って収入の無くなった息子を抱えて、この世帯は家も所得も無い状態である。暴風雨は彼らの家を倒壊させるにとどまらず、柱材まで折れてしまい、それらは再建築に使用できない。この地域ではバングラデシュの冬が近づいている。家族は救世軍や類似の活動を当てにしており、食料や農作物の種子、できれば建築資材も求めている。

 米と豆類を含む食料が救世軍チームによって約12,500人に配給された。農業従事者には稲作を再開するための種もみが支給される予定であり、損壊家屋再建のための仮設シェルター用の資材が現在配給されている。

 救世軍万国本営では「バングラデシュ・サイクロンおよび水害のためのアピール」として支援の呼びかけを始め、寄付をしていただける方を募っている。

(写真提供) ブラムウェル・ライアン tundralights.com
救世軍国際緊急サービス 報