バングラデシュ・サイクロン支援活動報告 2

救世軍万国本営サイトの記事より

-救世軍のチームは内陸部の村へ

 サイクロン「シドル」から生き延びた人々が身辺整理をしているという状況の中、救世軍の支援チームは引き続きバングラデシュ・ゴパルゴンの地域で動いている。多くの救援団体や軍隊関係者が海岸地域での働きに集中しているため、救世軍では内陸部に焦点を当てている。海岸地帯はサイクロンの被害甚大でメディアの注目を集めているが、内陸部の被害も大きく、人々は支援の無い中で生活の再建に取り掛かっている。

 サイクロンが通過した筋道にある、内陸部の2つの村に救世軍の小隊があるが、そこからの報告によると小隊所有物の 80-90%がひどく壊れた状態とのこと。救世軍の建物も損傷を被っているが一応使えるとのこと。これらの村では人命に関わる被害は少ないが、家畜は多くが死んでおり、家は倒壊し、苗床が失われた。

 同地域に向かう道路は倒木の除去が進められており、救世軍バングラデシュ地区本部のチームが往来できるようになった。12,500人(約2,500世帯)に食料が支給された。支給品の内容は米穀類と豆類である。多くの木が倒れてそれが乾いてきたため、調理のための燃料はたくさんある。そしてこの地域ではほとんどの人が所有物を失わないで済んだ。地元当局の指導者によると、この地域で活動している団体は救世軍だけであるという。

 バングラデシュの救世軍指揮官イーズン・フリントフ大佐補によると、種もみの支給が速やかに必要であるという。彼女は言う。「もし来年の収穫が無ければ、また問題になります。200人の農業従事者が支援を受け、種もみを受け取ることになるでしょう。」
 最初の補助金として万国本営から100,000USドルが送られた。フリントフ大佐補は言う「最初の支援に深く感謝しています。竹や木材に加えて、鉄製波板などの建築材料を提供できるようになるでしょう。鉄製波板の価格は現在、非常に高くなっています。 −価格はこの2-3年、上昇しているのです。家畜を支給するプランについては、そういうこともあって、充分な資金が得られていません。家畜も多く失われているので、プランを遂行する必要があります。」

粗末な竹の橋を渡るビスワス大尉

 暴風雨の最中に同地域で働いていた、カナダの救世軍人で写真家のブラムウェル・ライアンはゴパルゴン地域の救世軍支援チームと共に動いている。バンドハバリの村(人口200人)を訪ねた後、彼から報告があった。 「おびただしい被害を見ました。現地の救世軍の小隊士官、カルポナ大尉(32歳)とご主人のモシ・ビスワス大尉(35歳)に同行して、わたしたちは小隊の近隣を訪ね、サイクロンで彼らがどのような損害を受け、どのように生き延びたかを聞いてきました。」

家を失ったアンワラとビスワス大尉夫妻

 「小さな川に掛かっていた、竹で組まれた粗末な橋を通過している時に、ラタン・クハン(55歳)と彼の妻アンワラ(45歳)に出会いました。暴風雨の最中、クハンの10人の家族はベッドの下に隠れていましたが、家が分解し始めると外に逃げ出して、積んであった干し草の中に避難したそうです。彼らの家は完全に崩壊しました。」

(写真提供) ブラムウェル・ライアン tundralights.com
救世軍国際緊急サービス 報