家庭団コータリー No.154

5月奉仕プログラム

傷ついた世界の中で癒しを見いだす(2)
(『リバイブ』より抜粋)

アリス・ホセ

傷ついた世界の中で癒しを見いだす

聖書箇所 ヨハネによる福音書3章16節
救世軍歌集 100番 主のみ救い

他者を愛する
 主イエス様を信じる者として招かれた私たちは、時に、困難な人々や困難な状況に対処することが求められます。これらの状況に、私たちは、どのようにしたら適切に対処し、どのように、困難な人々に適切に対応できるでしょうか。心の中で、泣き、逃げ出したいと思っている時でも、私たちは、無理な、あるいは偽りの笑いを求められるのでしょうか。表面のすぐ下で煮えたぎる否定的な感情を、私たちは、どう取り扱えばいいのでしょうか。
 端的に言うならば、私たちは、聖霊に依り頼んで、力と、あわれみ、そして、忍耐を求めることです。私たちは一人ぼっちではありません。なぜなら、私たちの愛する救い主が共にいてくださり、このような困難の克服の仕方についての実際的なアドバイスの宝庫として、聖書があるからです。
 神様のみ言葉をしっかりと見るならば、私たちは、聖書の与える知恵が私たちの生活に実に関係深いものであることに気付くでしょう。
 他者への愛を広げたいと努力するならば、どんな時にも、私たちお互いの違いに関係なく共通の基盤を作り上げることができます。そうすることによって、私たちは、神様に対する愛の深さを現すことができるでしょう。
 神様は万物の創造者であり、すべての人の父です。神様は、私たちがどのような状況にあるかをご存知です。神様は、私たち人間の罪のゆえにご自身から隔てたことをよくご存知で、その壊された関係を修復するために、私たちをご自身に再び結びつける計画を立ててこられました。

神様の癒(いや)し
 癒しとは、健全さや、健康を再びつくり上げ、取り戻すプロセスです。それは、身体または心の修復となり得るでしょう。詩編の作者は、神様が「病をすべて癒」されるお方であると述べています。(詩編103・3)時には、神様が霊的な真実を教えるために癒されることも、認識されるべきでしょう。
 今日、世界で起こっていることを見るにつけ、私たちは、傷ついた世界に暮らしていることに気付くようになります。この世界は、私たちがキリストの愛とあわれみを分かち合うことを求めています。
 聖書において、苦しみと病は、悪の起源と本質に密接に関係しています。とりわけ、旧約聖書では、神に従った国は、病からの自由が約束されました。しかし、従順でない場合には、病に悩まされたものでした。病と苦しみは、不従順の結果として個人または国の上に現れるものとしてみられました。今日でも、神様は私たちが困難に遭(あ)うことを許されるでしょう。けれども、神様は、しばしばそれらの困難を用い、霊的な修復と癒しをもたらしてくださいます。
 私たちを愛する神様は、いつも私たちの叫び声に耳をすませ、救いの業(わざ)の備えをしておられます。出エジプト記三章七節において、神様はこう語っておられます。「わたしは、エジプトにいるわたしの民の苦しみをつぶさに見、追い使う者のゆえに叫ぶ彼らの叫び声を聞き、その痛みを知った。」神様は彼らの叫び声を聞かれました。私たちが困難と苦しみの道を通る時、私たちの主は、いつでも、私たちを助けることがおできになるのです。
 イエス様の生涯と宣教において、癒しは、とても重要な側面でした。
 誰(だれ)からも受け入れられなかった、悪霊に取りつかれた男が近づいてきた時、イエス様は、その男の体から悪霊を追い出すことによって、彼を癒されました(ルカによる福音書8・26-35)。イエス様がエリコに滞在中、盲人バルテ
ィマイは、道端に座って、イエス様にあわれみを叫び求めました。「何をしてほしいのか」と、イエス様は彼にお尋ねになりました。盲人は、「先生、目が
見えるようになりたいのです」と言い、イエス様は彼を癒されました(マルコによる福音書10・46-52)。十二年間出血が続いていた女は、キリストに触れることで人生の上に癒しを受けました(マタイによる福音書9・20-22)。 
 私たちの主が力強い方であり、壊れた心や人生を癒すのと同様に、肉体的にも霊的にも癒すことのおできになる方であるゆえに、もし私たちがキリストのみそばにいるならば、私たちは、生き生きと働く神様の愛の御手(み て)とあわれみを経験することができます。
 私たちが祝福され、私たちが自分自身を献(ささ)げてイエス様のうちにとどまるならば、イエス様は、私たちを通して他者を愛してくださいます。イエス様の愛は、私たちの傷を癒し、私たちが生き続けるために必要とする力を与えてくださいます。
 私たちは、神の兵士(神の子)として、その言葉と行動を通して私たちの愛するキリストを分かち合う責任を負っています。
 苦しむ人間社会に仕えることを通し、また、神様の愛を他者と分かち合う私たちを通して、私たちが神様に奉仕し続けられるよう神様が助けてくださり、また、その結果、神様が私たちを破壊された世界へ癒しをもたらす者として用いてくださることを信じ、祈ります。

(インド南西部軍国女性部付・大尉)