春の募金のお願い 克己週間募金(海外支援)

春の募金のお願い
春の募金のお願い

春の募金のお願い

救世軍が世界131か国で進めている伝道・社会福祉・医療・教育・地域開発・災害支援の働きをさらに推し広めるために、みなさまのご支援・ご献金をどうぞよろしくお願い申し上げます。

2019年3月1日から15日
(士官学校は4月11日から30日まで)

全国の救世軍の小隊・福祉施設・病院にて


春の募金のお願い

国境を超える支援のために備えてきました

海外宣教のために始まった克己週間募金

日本で毎年春におこなわれている克己週間は、1886年、救世軍の創立者ウイリアム・ブースが海外宣教のための献金を募ったことがきっかけで始まりました。

呼びかけに心動かされた人が、「私は、一年間デザートを食べないで、その分献金します」と申し出たのです。その申し出に、創立者は、「一人ひとりが一週間何かを我慢・倹約して献げよう!」と克己(自分の欲望などに打ち勝つという意)週間という名の募金運動を始めました。この募金は、救世軍が活動するすべての国でおこなわれています。

日本の克己週間募金で集められた資金は、英国にある救世軍の本部に送金されて必要な国々に用いられると同時に、経済的に乏しい国のプロジェクトを直接支援するためも用いられています。

昨年は、日本からの直接支援として、インドネシアの救世軍の二つのプロジェクトのために資金が送られました。

今回、インドネシアで奉仕する英国人女性が証ししてくださいました。

海外で奉仕したい! は夫婦の願い

ジェーン・サンドフォード

私と夫のケビンは、国際的な教会である救世軍の信徒の家庭で生まれ育ったので、二人共、ごく自然に海外で奉仕したいと思うようになっていました。特に夫は、幼い頃からずっと、外国で働き、異なる文化を理解したいと思っていました。

そこで、わたしたちは、そのための門が開かれることを辛抱強く待っていました。自分たちの社会経験を救世軍で生かしながら、その時を待っていたのです。

ケビンはインドネシアに来る前の約9年間、英国の救世軍の小隊(教会にあたる)にあるコミュニティセンターのマネージャーとして2箇所で働きました。その間、救世軍万国本営(国際本部)に属するインターナショナル・スタッフ・ソングスターズという合唱団に属して、音楽での宣教活動にも参加していました。英国内だけでなく、アフリカやオーストラリアなど、海外遠征にも参加して、それぞれの地域で、合唱を通して奉仕する機会がありました。

私は、万国本営に雇用され、救世軍士官( 伝道者)のための研修機関にスタッフとして勤務しました。そこは、世界中の士官が数週間滞在して研修を受ける場所でしたので、世界中の人と出会うことができました。

わたしたち夫婦は、いつでも神様の導きに心を開いていたので、神様が、わたしたちが海外で奉仕したいという思いを受け止めてくださったのだと思います。

島々からなる国 ー インドネシア

ここインドネシアで働くことができることは、わたしたちにとってすばらしい経験になると思っています。

インドネシアは近年急速に発展している国の一つです。人口約2億6千8百万人の88パーセントがイスラム教徒です。世界一の群島となる1万7千の島々を有しています。

昨年9月、それらの島の一つスラウェシ島で地震があり、その後の津波も重なり、壊滅的な地域も出るほどの被害となりました。そのほか、地球温暖化の影響や、海洋のプラスチック汚染や衛生面での課題が数多くあります。

非常に洗練されたショッピングセンターがある一方、深刻な数の貧困状態に置かれた人々がいます。

インドネシアへの派遣に至るまで……

実は、わたしたちがインドネシアを選んだわけではありません。ちょうどインドネシアが求めていた人材にわたしたちの経験がぴったりだった、ということでしょう。インドネシアで奉仕できることをとても嬉しく思っています。

2016年9月にさかのぼるのですが、ケビンと私は海外での奉仕の希望を救世軍に申し出ました。それからは、数多くの面接があり、いくつもの申請書類を提出し、健康診断も受けました。多様な文化を理解することや、海外生活のための準備が進められ、 翌年4月頃には、インドネシアで奉仕することが内定していました。けれども、正式にわたしたちの属する英国の救世軍からの許可が出るまでは、このことは誰にも公表できません。救世軍で正式に発表されてからも、今度は主にビザの発給の遅れのために、さらに5カ月を要し、2017年9月の最後の週まで、ビザが許可されるかどうかはわからない状態でしたが、10月2日、インドネシアの救世軍の本部がある、バンドンへ向かうことができました。

ケビンは、インドネシアでプロジェクト・ディレクターとしての責任をもち、海外からの支援によって、インドネシアの抱える課題の解決に取り組む働きをしています。私は、そのアシスタントをしながら、チャイルド・スポンサー制度の働きと、児童安全保護の働きの責任者のアシスタントをしています。

温かい心と笑顔に迎えられ

インドネシアの人々は、わたしたちを本当に快く迎え入れてくださいました。同じ救世軍に属しているということもあるかもしれませんが、とても心地良い中に過ごしています。インドネシアの人々は皆さん心温かく、こぼれるような自然な笑顔をたたえています。そして、何をするにも、期待される以上のことをしようとする姿勢をもっています。わたしたちにも懸命に英語で話そうとしてくれますし、いっしょに写真を撮るのも大好きなのです! 

救世軍士官も、実に忠実な働きをしています。生活環境はとても脆弱ですし、辺境地の状況は厳しいものですが、どなたも謙遜に奉仕しておられ、その犠牲的な姿に教えられています。

彼らが働きの中で日々献げる祈りは、健康や家族、旅が守られるように、など切実です。十分な医療が受けられないまま亡くなることもあります。それでも、皆さん神様を賛美し、神様を信頼しておられます。

わたしたちが現在取り組んでいる働きの一つがその士官の住宅を30棟整備する、という計画です。インドネシアの士官の住環境は、本当に信じられないほどひどいものなのです。日本からの資金も、北スマトラと東カリマンタンの2箇所の住宅建築のために用います。昨年の災害の規模があまりに大きかったので、これらの計画も少なからず影響を受けて遅れていますが、1箇所は、今年6月の完成を目指しています。

子どもたちとの触れ合いが何よりの喜び

子どもたちとの触れ合いが何よりの喜び

わたしたちの働きのもう一つの重点事項が、子どもたちへの支援です。救世軍の児童養護の働きが、インドネシアの児童保護の新しい模範となるべく計画しています。里親制度や、子どもの近親者が様々なサポートを得ながら養育することなど模索しています。当然、法に基づいて、児童の安全が保障されていることが土台です。

私が一番嬉しいのは、そういった子どものいる施設での子どもたちとの触れ合いです。写真で、私の膝に3人の子どもが乗っているのがわかりますか? 母子寮での写真です。言葉の壁があるにもかかわらず、子どもたちは臆することなく近づいてきてくれます。子どもたちの回復力は速いものです。世界中からの支援を受けて、子どもたちの養育・教育のための設備を整えることができ、感謝しています。
 
私の好きな聖書の言葉は、ローマの信徒への手紙の八章です。特に37~39節をご紹介します。
「しかし、これらすべてのことにおいて、わたしたちは、わたしたちを愛してくださる方によって輝かしい勝利を収めています。わたしは確信しています。死も、命も、天使も、支配するものも、現在のものも、未来のものも、力あるものも、 高い所にいるものも、低い所にいるものも、他のどんな被造物も、わたしたちの主キリスト・イエスによって示された神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのです。」
 
インドネシアの救世軍は、今年125周年を迎えます。インドネシアでの救世軍の働きがより堅固なものとなるために、私も共に働きたいと思っています。

(救世軍・信徒伝道者)


克己週間募金とは?

 救世軍では克己週間募金と呼ぶ募金を行います。

 日本では毎年3月〜4月に制服を着た救世軍の伝道者や信徒が戸別訪問をして献金へのご協力をお願いするとともに、郵便振替や現金書留などによる献金を募ります。
 それらの献金は、世界の様々な国でおこなっている救世軍の働き・災害時の救援活動などを進めるために用いられます。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

2018年克己週間募金結果(国内)

この度の克己週間募金へのご協力、ありがとうございました。心からの感謝とともに、下記のとおり結果をご報告いたます。(2018年5月11日現在)

14,568,305円(5月11日現在)

多くの方々のご協力に心より感謝申し上げます。


克己週間の名前の由来

 1886年、今から130年ほど前、イギリスの救世軍の集会で、ヨーロッパに働きを広げるための献金のアピールがなされました。すると、一人の伝道者がこんな約束を書いた紙を献金箱に入れたのです。「私はこれから1年間、毎日のデザート(プディング)を食べないで、その分のお金を献金いたします。」
 それを知った救世軍の創立者ウイリアム・ブースが感動して、「1週間だけ何かを節約・犠牲にして(Self−Denial)、そのお金を献げよう」と呼びかけました。これが始まりとなり、今では世界中の救世軍で、この克己週間が守られています。